「火星に星条旗を」トランプ大統領とイーロン・マスク氏の野望

宇宙への関心が近年、急速に高まっています。ここでもトランプ大統領の影がちらついています。

アメリカの第47代大統領に就任したトランプ氏は、1月20日に行われた就任演説の中で「我々は米国の宇宙飛行士を火星に送り、その地に星条旗を掲げる」と宣言しました。

選挙期間中から大統領お気に入りの側近として付き添っていたイーロン・マスク氏は、その就任式にも出席して、演説に呼応して「サムアップ」(親指を立てる)の仕草で応えました。

宇宙開発はいまやSF映画や小説の世界の夢物語ではありません。宇宙そのものを巨大な未開のマーケットとしてとらえる動きが民間企業を中心に活発化しています。日本の株式市場でも2024年から「宇宙ビジネス」を本業とする企業が相次いで株式公開に踏み切っています。