トランプ次期政権の政策の影響は計り知れず
2024年も残すところあとわずか。2025年の幕開けがすぐそこに迫っています。

例年と同様にこの時期は「新年の見通し」を述べる時期ですが、今回はそれがいつになく難しくなっています。2025年1月に米国の次期大統領にドナルド・トランプ氏が就任することになっているためです。

トランプ次期大統領の掲げる政策の大きな柱は「関税の強化、減税の継続(恒久化)、移民規制」の3つです。政策としては比較的単純とされていますが、その影響の大きさは計り知れません。

世界最大の経済大国であるアメリカが保護主義を前面に打ち出しているのですから、アメリカ以外の国は戦々恐々としています。減税の継続は米国経済をより一層強くし、関税の強化も工場の移転などを通じて米国への資本シフトにつながります。